手足口病とは
夏の季節の乳幼児（5歳以下）に発症することが多い感染症です。
主にコクサッキーウイルスA群（6・10・16型）、エンテロウイルス71型等に感染することによって引き起こされ、感染経路は、飛沫感染（くしゃみ 等）や接触感染が挙げられます。
3～6日間程度の潜伏期間を経た後、主に手のひらや足の裏に小さな水疱が現れ、さらに口の中にも数㎜程度の水疱が口腔内の前方部分にみられるようになります。
ちなみに手足の水疱については、痛みやかゆみの症状は、ほぼないとされています。
ただし、口内の水疱が破れると潰瘍となり、痛みが出ることがあります。
このほか人によっては、発熱（38℃以下）が現れることもあります。
治療について
ウイルスのため特効薬はありませんが、これといった治療をしなくても1週間程度で治癒するようになります。
なお強い症状が出ている場合は、対症療法を行います。
具体的には、口内の水疱が破れたことによる痛みがあれば、口内炎で使用する軟膏の塗布、うがい薬の使用などです。
